鹿屋ハートセンターのオンライン診療

方針イメージ

上記は鹿屋ハートセンターのオンライン診療のためのLINEのQRコードです。普段から通院されている方の専用です。オンライン診療希望の方はQRコードを読み込んで友達登録申請をしてください。申請に際しては、本名で登録をお願いします。よく〇〇ちゃんなどという名前で申請を頂きますが、どなたか確定できずに困っています。本名とオンライン診療希望と一言書いていただくとありがたいです。通院されている方であると確認できましたら、鹿屋ハートセンターとの友達登録を完了します。

鹿屋ハートセンターでは、通院されている方が災害などで急に来ることができなくなった場合に備えて、LINEによるオンライン診療の準備を整え、実際の運用も始めています。2020年7月の豪雨災害時には道路が寸断され来院できない方がいらっしゃいましたが、オンラインで薬が途切れないように診察できました。また、新型コロナウイルス感染が心配で受診したくないという方にも対応しています。

発熱患者の診療も行っている、鹿屋ハートセンターでは院長も感染する可能性も濃厚接触者になる可能性もあります。こうした場合にも診察が途絶えないようにオンライン診療で通院されている方に迷惑をおかけしないようにしたいと思っております。

初診の方や長く受診されていない方に対するオンライン診療には対応していません。オンライン診療では限界があるからです。きちんと対面で診察し、検査をして治療方針を立てたいと思っています。そうした前提なしでのオンライン診療では、見落としや誤診の可能性を排除できません。それは受診される方の不利益になると考えるからです。病気に対する対処は簡単ではありません。受診もせずに薬をもらえればよいという安易な考えは是非 持たないようにしていただきたいと思っています。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って、様々なオンライン診療のためのアプリがあります。当院では、LINEを使用することにしました。LINEを選んだ理由は既に多くの方のスマホにインストールされているからです既に約600名の通院されている方と友達登録を行いました。友達申請すら自分でできない高齢の方の場合、お許しを得て診察室で私が患者さんのスマホを操作させていただきましたが、Google accountすら定かではなく、とても新しいアプリなどインストールできないと感じました。新しいアプリを入れるとすれば、600名の半数にも新しいアプリを入れることはできなかったと思います。より多くの方に利用していただき、いざという時の備えになればという考えでLINEを選択しました。

LINEで多くの方とつながって良かったともうことは、ささいなこともLINEでは聞きやすいのでしょう。電話では尋ねられたこともない小さな相談を多くいただくようになりました。患者さんとの距離が縮まったと感じます。距離が縮まれば、病気の悪化を早期に見つけられる可能性は高くなります。患者さんとの距離が縮まることでより良い診療に繋がることを願っています。